世界史大戦2・帝王紀は面白い?
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世界史大戦2・帝王紀は歴史の年表を戦争で塗り替えて、世界史の統一を目指すユニークなゲームアプリだ。戦闘はターン制バトルとなっている。
世界史大戦2・帝王紀は面白いのか?評価を紹介していく。
世界史大戦2・帝王紀の評価
国の作成内政・軍事など
ターン制バトル
総合評価
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国の作成
世界史大戦2・帝王紀ではまず自分の国を決めることになる。
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初期時点ではインカ帝国、ローマ帝国、オスマン帝国、ムガル帝国、シュリーヴィジャヤ王国、モンゴル帝国、唐、朝鮮王朝、鎌倉幕府から選択が可能(条件を満たすことで選べる国が増えていく)。
各国には「建国地」と「難易度」が設定されている。

このゲームでは最終的に他の全て国を撃破し「世界史統一」するのが目的となっている。広い範囲を領土としており続いた年数も長いローマ帝国の「世界史統一」の「難易度」は1だが、日本という狭い範囲を150年間支配した鎌倉幕府の「世界史統一」の「難易度」は3。弱い国ほど「世界史統一」するのが難しくなっているわけだ。
国を選んだら、国家能力を設定できる。能力値は「攻撃」、「防御」、「開発」、「スピード」の4つが用意されている。タップすることで各能力値にランダムな値がセットされる。気にいらなければ再挑戦することもできる。
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続いてゲームレベルを設定することができる。ゲームレベルが高いほど敵も手強いがクリアした際の報酬も豪華になる。
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以上で国とゲームレベルの設定が完了しゲームスタートとなる。
目次にもどる内政・軍事など
世界史大戦2・帝王紀では内政や戦争を臨機応変に行い、年表上で他国から歴史領域を奪って「世界史統一」を目指していく(以下の各色が各国の歴史領域を示している)。
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「コマンド選択」を選ぶと以下のような画面になる。
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探索(確率で金や王を見つけられる)、経済開発(1ターンに手に入る金を増やす)、入植(世界史年表の空白地帯を奪取)、徴兵(兵力を増やす。兵士の数だけ維持するのに金を消費する)、戦争(他の国に支配領域をかけてターン制バトルを仕掛ける)など様々なコマンドを実行可能(戦争以外のコマンドの多くは国家の「開発」のステータスが高いほど効果が高い)。
探索によって王(自分の国の指導者)が発見できることがあり、王を使ってコマンド実行することで高い効果が得られる。ただ、王を一定回数コマンドや戦争で使うと、休ませないと再度使えなくなるので注意。
コマンドを選択すると1ターン目が開始される。自分の国だけでなく世界史年表上には合計で145の国があり、それぞれが基本的に国家「スピード」が速い順にコマンドを実行していく。
序盤は各国は探索・経済開発・徴兵など「戦争」以外の要素に力を入れる傾向がある。プレイヤーも基本的には最初は地盤固めをしたほうがいい。ターンが進んでくると以下のようにログが流れはじめる。
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各国は「兵力」などを整えたら周りの国に対し、「戦争」を起こしまくるようになる(国によって性質が異なり守り優先の国もあるようだ)。そして戦争に負けて歴史領域を0にされてしまった国は世界史年表から消滅し滅亡してしまうのだ。
まずは自国の周辺にどんな国があるのかをしっかり確認しよう。
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そして「兵力」などを増やし戦力を整えたら、プレイヤーも「戦争」を仕掛けて他の国から歴史領域を奪っていくことが大事になる。
ただ、どこにでも「戦争」を仕掛けられるわけではない。自分の国の時代の前後の隣接する年代に存在した国(年表の縦方向)または同じ時代に地理的に隣り合わせの国(年表の横方向)に戦争を仕掛けられる。
戦争に勝って歴史領域が増えれば、それだけ隣接する国も増える。例えば、自分は「鎌倉幕府」で「モンゴル帝国」に戦争で勝ち歴史領域を横方向に奪った。これによりベトナム方面のクメール王朝にも「戦争」を仕掛けられるようになった。
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このようにして自国の歴史領域を増やしていくのが面白い。
もちろん、他の国が自分の国に「戦争」を仕掛けてくることもある。隣接する国が増えるほど戦争を仕掛けられる可能性も上がるので用心しよう。
目次にもどるターン制バトル
戦争を仕掛けたり、仕掛けられたらターン制バトルに突入する。
攻撃側は防衛側から「支配領域」を奪うことが目的となる。防衛側は攻撃側を食い止め損害を与えることが目的となる。
「攻撃」を選択した場合、国家「スピード」や王(使用時)のステータスが高いほうが先に攻撃する。国や王の「攻撃」が高いほど敵に与えるダメージが大きくなり、「防御」が高いほど受けるダメージが減る。
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「兵力」が体力と同義であり、受けたダメージ分だけ減少することになる。
「王」によっては様々なスキルを処理しており、敵に状態異常を与えたり、防御時のダメージを減らすといったことも可能。
攻撃側が防衛側の「兵力」を0にすれば、次ターンで「占領」を選択可能。これで支配領域を奪うことができる。ただし、防衛側は撤退時に徴兵を行い「兵力」を増すことができる。「占領」を行っていると逆襲を仕掛けられることも多い。戦争をやめる「停戦」も選択できるので戦況をよく考えて行動していくのが大切だ。
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総合評価
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世界史大戦2・帝王紀は「内政・軍事」や「戦争」を行い、最後の1国になることを目指す「世界史年表バトルロイヤル」となっている。戦略性は極めて高い(この記事には書ききれてない要素がいっぱいある)。
だが、しっかりとチュートリアルもついているので、つまづく心配はいらない。
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「周りの国を調べて弱い国から侵略する」、「強い国が他と戦争して兵力が減ったところで攻撃を仕掛ける」など立ち回りが重要。奥が深くユニークなゲーム性が高評価だ。
選んだ国によって建国地も支配している年代も違う。よって全く異なる戦況になる。何度プレイしても面白いし、「世界史統一」できた時の達成感もある。
戦略ゲームが好きな人、世界史が好きな人におすすめのゲームアプリとなっている。ぜひプレイしてみてほしい。

ゲームアプリ名 | 世界史大戦2・帝王紀 |
ジャンル | ターン制歴史シミュレーションゲーム |
作者 | Reiko Miura |